カジノの軌跡

まず、カジノという言葉についてですが「カジノ」というのは、実は“ゲーム”そのもののことではなく、賭博を行う施設の総称を指します。

こんな風に施設全体をカジノと呼びます。
ちなみにここはラスベガス!人を引き付ける華やかさが写真からも伝わってきますよね。

カジノは一体いつごろできたのでしょうか?

とっても華やかでリッチなイメージのあるカジノ。カジノはいったいいつ頃はじまったのでしょうか?

調べてみるとルイ15世の時代にフランスで、上流階級や庶民などそれぞれに向けて作られた賭博場がカジノの始まりという説と、1638年にイギリスに作られた「カジノ・ディ・ヴェネツィア」(写真下)が「カジノ」として作られた、世界最古の賭博場という説がありました。

諸説ありますのではっきりとした最初は定かではありませんが、17・18世紀に作られたのは間違いないようです。

今から約400年前…
そう考えるとカジノの歴史はとても長いですよね。

18世紀後半のフランスでは、もうすでに賭博場を公認し、そのうえで政府がコントロールする体制を取り、賭博を課税対象としていたようです。

世界最古と言われているカジノ、「カジノ・ディ・ヴェネツィア」は残念ながら現在は運営されていませんが、1828年に設立されて以来、何度か閉鎖・再始動を繰り返しながら、今現在も、運営している歴史あるカジノがあります。

イギリス・ロンドンにある「クロックフォード」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建て替えられてはいるもののキラキラ!ギラギラ!ピカピカ!といういわゆる“今のカジノ”とは違い歴史を感じる優雅でスタイリッシュな外観ですよね。王室みたいな雰囲気すらもあります。

カジノファンだったら一度は訪れてみたい場所ではりますですが、こちら現在は会員制となっていますので、なかなか難しいかもしれません…

カジノの今

それでは、ここからは“最近の”カジノのお話をしていきます。

実はカジノは現時点ですでに120以上の国で合法化され、全世界に2000以上存在しています。

日本でも解禁が決まりましたが、世界で見るとかなり遅い方ということがわかりますよね。

カジノといえば「ラスベガス」を思い浮かべる人も多いかと思いますが実は今はマカオがアツいのです。

世界一位の面積を誇るカジノもマカオにありますし、収益も2006年にラスベガスを抜きマカオが1位になりました。

ご存知でしたか?カジノが作られ400年弱の月日が流れた今のカジノといえば、ラスベガスやマカオといった写真のようなギラギラした感じかと思います。さきほどお見せした昔のシンプルなカジノとは全然違いますよね!

こんな風に、長い年月とともにカジノは変化してきましたが、変わったのは見た目だけではありません。在り方も変化してきました。長い間カジノは、娯楽の1つであり、賭博をするための場所でした。しかしラスベガスが、装飾や建造物をテーマ化して、“テーマパーク”カジノを確立して以来、カジノの在り方は“テーマパーク”にちかいと感じます。

今、カジノはもはや賭博、いわゆるカジノゲームをするため”だけ”の場所ではないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煌びやかな夜景であったり、ど派手なショーであったり…ショッピングモール、綺麗なホテル、中には水族館まで!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンターテイメント性抜群、フォトジェニックな施設が勢ぞろいです。

カジノでは施設の新鮮さ、そしてクオリティーはもちろんですが、そこに携わる人間の教育・サービスにもとっても力を入れてきました。

IR、統合型リゾートではカジノをプレイするだけでなく幸せを感じられる極上空間自体にも価値があるからです。

極上空間を作り上げるには、お金も時間も人手も必要ですが、IRでは、この空間自体は赤字でもカジノから大きな収益を得ることができます。そのため、素敵な空間を作ることに力を注ぐことができます。その素敵な空間がまたお客様を呼ぶのです。

これが今のカジノのビジネスの仕組みです。とてもいい循環に思えますよね!

こうして海外のカジノの写真を見ていると、なんだか、こんなド派手な建物や夜景が本当に日本にできるのかな?と思ってしまいますね。

まだ全然想像できませんが…ちょっぴりわくわくしてきませんか?何事に対してもそうですが、「新しいもの」に対しての不安は誰しもがもっていたりします。何か新しいものを取り入れる時に反対意見は必ずあります。特にカジノのイメージはよくないため、IR法案が可決するまでもたくさんの時間が必要でしたよね。

イメージはもちろん、そのもの自体が得体のしれないものでもあるからかもしれません。でも、新しいものは、新しい感情や新しい日常を運んできてくれることもあります。

「危ないのでは?」「治安は大丈夫なのかな?」などという不安もあるかと思いますが、法案も可決され、日本に来ることが決まった今、少し視点を変えて興味を持ったり受け入れる体制を作ったりすること大切なのかもしれません。

知ってみれば、印象と違うことも想像よりずっと楽しいことも世の中にはたくさんあります!

こんなに物議を醸していても、もしかしたら数年後には、日本の日常に当たり前にある人気テーマパークの1つになっているかもしれません。例えその場でギャンブルをしなくても、誰もが至福の時間を過ごせるような空間作り上げてくれたら嬉しいですよね。

完成が楽しみです!

 

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