当然ながら投資をはじめるときには

 

誰しもが「成功」を夢見ているはずです。

 

負けることなんて考えたくもないと思う方がほとんどだと思います。

 

ですからきっとここで

 

「負けることは悪いことだと思いますか？」

と質問したら、ほとんどの方が

「はい」と答えられるのではないでしょうか。

 

しかし、我々は

負けることを「嫌なこと」とは思いますが

「悪いこと」だとは思いません。

 

なぜなら、投資をしていく上で

小さな負け、すなわち「小さな失敗体験」

というのは必要不可欠だと考えているからです。

 

月並みの言葉ではありますが

 

「失敗から得られるもの」は想像以上に多く、

あなたの投資人生を地に足着いたものに変化させてくれるのです。

 

 

小さな失敗から「学び」を得る

 

よくよく考えてみると、

例えばスポーツでプロになられる方も

 

学問を極めて学者になられる方も、

 

当然ながら「成功」ばかりを収めてきたわけではありませんよね。

 

負けた経験や失敗した経験、

悔しい思いも数多くしてきているはずです。

 

それでもめげることなく、

 

その経験を通して自分の現段階での実力や足りない部分を知り

 

練習や努力を積み重ねることでそれらを補い、レベルアップを重ねて

 

今の「成功」を作り上げてきたわけです。

 

 

もちろん投資も同様です。

 

当然ながら投資は100%勝てるものではありませんし、

勝つときもあれば負けるときもあるのです。

 

そして、負けたときに

ただ落ち込んだり、気を落としたり苛立ったりするだけなのか

それとも「なぜ負けたのか？」と考えて反省した上で

気持ちを切り替えてまた向き合っていくのかで

その後の成長は全く違ったものになります。

 

しっかりと反省・修正し落ち着いてプレイできれば

負けた経験を通して一段階成長し

更なる利益へとつなげていくことができるわけです。

 

 

とはいえ、投資の失敗は

 

自分の資産にかかわる問題のため、失敗大歓迎というわけにはいかないと思います。

 

 

それでも必要だとお話しするのは

 

小さな失敗を全然経験しないでいると

 

小さな失敗よりも大きな失敗に繋がりかねないからなのです。

 

 

偶然の成功からくる過信

大きな失敗の例としては、

ビギナーズラックをご存知でしょうか？

 

世の中には

 

資金管理をしていなくても”なんとなく”で賭けていてもたまたま偶然勝てるということがあります。

 

その”たまたま”を

「自分はもってる」「自分は勝てる」

と無意識のうちに感じ

自分の能力を過信してしまうことがあるのです。

 

これにより、慎重になるべき部分でも

都合良く解釈し誤った決断をしてしまったり

損切りすべき場面でも神頼みしてしまったり

焦って狙うべきでないポイントにもかけてしまうことがあります。

 

そしてその行動は大きな損失を生みかねない危険なものです。

 

これは断言できるのですが

運だけで勝ち続けている投資家はいません。

 

当然ながら勝ち続けている人はデータを整理し、

ルールや論理、ロジックに沿って

「勝てる確信」が持ててから賭けています。

 

だかこらこそ投資が成り立つのです。

 

心をコントロールすることの大切さ

 

繰り返しになりますが、勝ち続けるためには

 

過信しすぎず、堅実な地に足のついた投資をする必要があります。

 

「投資は運ではない」

「もっと慎重になるべき」

これらはよく言われることですので

頭では分かってるかとは思いますが

 

特にはじめのうちはどうしてもメンタルが暴走してしまいがちです。

 

失敗の経験というのはいわば

そんな暴れがちな心をコントロールするための”訓練”のようなものです。

 

 

例えばカジノをしていても

 

いつも100%勝利というわけにはいかないと思います。

 

そんなときに冷静な判断ができるか、

必要以上にめげたり落ち込んだりせず

落ち着いて今後を考えられるかどうかは

成功できるかどうかの分かれ道といっても過言ではないくらい重要なことです。

 

ですから小さな失敗を通して

 

うまくいかないときも冷静に判断すること、

そういうときには損失を最小限に抑えるために行動すること、

 

そして、

損失が出てもしっかりと対応することで

総合的にはプラスにもっていくことができることを

しっかりと頭と心で理解することが大切なのです。

 

 

地に足ついた”堅実な”投資を

 

小さな失敗を”正しく”経験すると、

メンタルは一回りも二回りも成長し

投資家としてのレベルも格段に上がります。

 

何度もお伝えしている通り、

 

投資には良いときもあれば悪いときもあります。

 

100%常にプラスを生み出し続けるものはこの世にありません。

 

 

ですから投資人生においては

あなたの「マイナスのときの行動」がとても重要になっていきます。

マイナスを最小限に抑え、しっかりとプラスに転換できるように

技術も心も鍛えていきましょう。

 

 

「最近少し、調子がよくて冷静な判断ができていなかったかも？」

 

「資金管理が甘くなっていたかも」

 

「マイナスになるたびにイライラピリピリしていたかも…」

 

 

こんな心当たりがある方は

 

大きな失敗を招いてしまう前に、小さな失敗を認め

 

しっかりと次につなげられるようにしていきましょう。

 

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